Supreme及びMetaシリーズを筆頭にリアサスマシン全シリーズに採用されているリアサスペンションコンセプト。
ペダリングへの影響を最小限にとどめ最大限のグリップを得るとことを目的としている。 |
シングルピボットリンクシステムにおいてその位置を何処に置くかは非常に重要であり、
Super 4シリーズは登坂から下りまで、すべてのフィールドをカバーしている為、
水平時を基準に重量バランスを45:55=前輪:後輪に設定。(図A)
対してSupremeシリーズでは、ダウンヒル時を基準に前後重量バランスが最適化されており、水平時では30:70=前輪:後輪になるように位置する。(図B)
図Cのような下りにおいて前後重量バランスが50:50になるので、下りでのアドバンテージを最高に得ることができる。
メインピボットの垂直位置はペダリング時のポビング及びキックバックの発生に大きく関係し、ペダリングにより発生するトルクがサスペンションに如何に作用するかによる。
ピボット位置がチェーンラインより下にある場合はペダリングトルクがサスペンションを縮む方向に働く為、ポビングが発生。一方、ピボット位置がチェーンラインよりも上にある場合は、ペダリングトルクがサスペンションを伸ばす方向に働きキックバックが発生する。
|
|
 |
|
| トランスミッションのスタンダードな形としてフロントで三枚のギアを使用している現状では、すべてのギアで完璧なポジションを探すのは非常に困難であり、使用状況に沿う妥協点を見出さなくてはいけない。 |
| ・ |
インナーギアはゆっくりしたスピードでのクライミング時に最も使用され、ボビングは押さえ込みキックバックを利用する事でバイクは前へ前へ進む。 |
| ・ |
センターギアは最も頻繁に使用されるため、ポビングが発生しない事が重要。その為、ピボットはセンターギアよりも上部に設定される。 |
| ・ |
アウターギアはダウンヒルやトップスピード時に使用される為、ペダリング効率よりもグリップ力の増大やサスペンション動作が優先される。 |
|
これらの仮定により、ピボット位置はアウターとセンターの1/3に設定。なお、SupremeDHでは、42Tチェーンリング使用を仮定しその頂点上に設定。
フレームとリアユニットと繋ぐロッカーリンクシステムはサスペンションのプログレッシブ感をコントロールするうえで重要な働きをする。
独自のリンク設計により、いかに初期をスムースに、ボトム付近では底付きしないようにショックを吸収するかを開発。
ワールドカップでの実績が、その性能と開発力を物語る。
サスペンションシステムを開発する上でデータ解析テクノロジーを使用し、サスペンションのベストな位置を見つけるだけでなく、ライダーとバイクの相互作用を完全に把握する事が可能となった。また、メインピボットには左右2セットづつ計4セットのシールドベアリングが圧入されており、リアバックのスムーズ感と剛性を実現している。 |